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下衆イズム溢れる青年による、共感してはいけない日記。 最近ハタチになった。
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 私を包んだその感情…そう、恋。どうやら彼女に人語は通じないようだし、どんな性格、性癖なのかもわからない。しかし、今の私にほとばしるこのHOTなパトスの前には、そんなことは心底どうでもよかった。ナメック星人等とは比較にならないほどに艶やかな緑色、そして何より頭の皿。超萌エルデハナイカ。皿ハァハァ…興奮を抑えきれない私に、彼女も満更ではない様子だ。私達は瞬間、心、重ねた。

 それから私はその河童と行動を共にする。しかし、恋愛経験に乏しい私に、いきなり河童相手というのは多少ハードルが高い気がした。そこで私は超本格社会派漫画「カッパの飼い方」の内容を参考にしようと考えた。

 だがその時気付いた。「飼い方」…そう、私はあくまでも彼女と同等でありたい!「飼う」等とは、そんな傲慢な!不埒な!ついでに言えば、ドMの私がどうして「飼う」側になろうとしようか!許せない!一瞬とはいえ彼女を「飼」おうとなどした私自身を!死ね俺!彼女の輝きに魅せられながら死ね俺!理想を抱いて溺死しろ俺!

 等と自虐的になっていた私を慰めてくれたのはそう、何を隠そう彼女だ。その巨大な水かきで私の涙を拭ってくれたのだ。私はこんなクソブログ上では表現できないほどに感動した。もうこの水かき感無しでは生きていけない…私達は順調に交際し、時には熱いひと時をも過ごした。


 そんな生活が破られたのは突然だった。別の河童が私たちの前に現れた。このまったく萌えを感じない猟奇的なスタイルから判断するにオスであろう。彼はしばらく彼女と言い争っている様子だったが、いきなり首を180度回転させて私のほうを向くと、私に語り始めた。

 「夢棲香ハ俺ノ嫁…オマエテラキモス。オレチョーハンサム。イッテヨシ。」

 次の瞬間、私は怪光線に胴を貫かれる…。

 …そんなバカな。フーリッシュな。私の恋路がこんな形で終焉を迎えるなどと。そして何より、あんな魔導アーマーみたいな攻撃してくるような得体の知れないヤツに彼女を、夢棲香を奪われるとは…認めない、認めないゼ!?
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 私はおませな高校男児。大須のメイド喫茶の常連だってこと以外は極めてフツーである、そう言わざるを得ない。そう、現代の日本は他人指向型の、無個性なピープルが量産される社会。かくしてこの私もそうした傾向の加害者であり、また被害者なのである。

 退屈だ。憂鬱だ。億劫だ。この怠惰fulな日常をワンツーパンチなりアンパンチなりペガサス流星拳なりで打ち破りたい。そう、その時私はスーパー写真塾の発売日をも忘れるほどに、ハゲしく生きることに貪欲だった。

 しかし特別イイ考えも浮かばない。仕方ない、ファンタスティックな理想を追い求めるのは小一時間休止し、アニメでも見て頭を冷やそう。ムムゥ、もう深夜1時をまわっている。もはや神話と化したロスト・ユニバース第4話がカミングスーンだ!

 私は一片の迷いも無くTVの電源を入れた。ニュースが放送している…菅直人だ。昔、年金未納で党首を辞め、当時流行の白装束に身を包み、四国を旅していたな。確か自分探しをするとかなんとか。Oh,今も続けてるのか…旅…TABI!?自分探し!?……!!

 私の中のモヤモヤが、一瞬で光へとトランスフォームを遂げた。多分、エジソンが電球の開発に成功した時と同じ気分だ。旅!これだよ!私の渇きを満たしてくれるのは!強い理由は要らない。風が俺を呼んでいる、とかで十分だ。あのFF5の主人公ですらそんな動機なんだから。OSSHAAAAA、セシルもティナも魔列車のクラウドもした旅、私もしてみる野田!

 世界を見届けるという使命を自分に見出した今の私に迷いなど皆無。すぐに私は家を飛び出した。キーーーソ!まだ闇夜がはびこるこの地を疾風の如く駆け抜ける、それはそれはキモチノイイことだった。ロスト・ユニバースを見てからにすればヨカッタとも多少思ったが、なんてことは無い、旅の末に星と同化すれば、人類の記憶の全てを共有できるのだから。ドキがムネムネして仕方が無かった。


 三日後。困っていた。まず寝床が無い、これ超大問題。夜の駅とか不適切に怖い。公園も同じ。それにお腹すいた。スーパーの試食コーナーでなんとか難をしのいではいるものの、そろそろ店員がマジギレして超サイヤ人2になりかねない雰囲気なので、長くは続けられない。鳥の甘辛煮、気に入ってたのに…。

 絶望が身に染みる…そんな中、運命の時は突然に訪れた。公衆トイレからありったけのトイレットペーパーをパクろうと努める私の前に、突如として3mはあろう河童が出現した。私は今までに地底人も妖精さんも走馬灯も見てきているので、そうそうの珍獣では驚かない自信があったのだが、流石に河童となるとアンビリヴァヴォーと優香何と優香。腰をぬかそうと思ったら、間違ってついうっかり尻をぬかしてしまうほどにクリビツだった。一体ナニヤツ…すっげえエロそうだ。

 河童は言った「ドゥルンドゥルン!ブオガガガガ!ドッドッドッドッ!おいお前!俺の名を言ってみろ!!」。

 私は逆立ちしたって賢者の舞をしたってこいつの名はわからないし、何より素でキモかったので逃走を試みた。が、河童はすごい勢いでキックボードをこぎ、ホーミングってくる。やべえ、ここ数年最大の危機!

 河童がついに私に追いつき、そして目の前に颯爽と立ちはだかった。もはやこれまでと思ったその時…その時だった。私は河童の瞳に慈愛を見た。ついさっき「すっげえエロそう」等と僅かながらにでも思った、そんな自分が恥ずかしかった。


 なんと かっぱが なかまに なりたそうに こちらを みている!
 なかまに してあげますか?


 → はい
   いいえ


 私たちは恋に落ちていた。


 つづく
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骨皮無恥麻呂
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大学生
趣味:
マンガ、たまに切絵
自己紹介:
 優柔不断、疑心暗鬼。ヌルオタ。ディベートサークルと漫研という、多分全国で唯一のワラジの履き方をしてるよ。
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